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私たちが初めてミクロネシアを訪れたのは1985年のことです。チューク諸島の(当時はトラック諸島と呼ばれていました)ブルーラグーンと無人島の美しさに驚き、ポンペイ島(当時はポナペ島)の熱帯ジャングルの高台に建つエコホテル「ザ・ビレッジ」や巨大石造遺跡ナン・マドールの不思議さに魅了されました。


こうして南の島の魔法にかけられたかのように、パラオ諸島でダイビングを習い、ヤップ島へ、コスラエ島へ、マーシャル諸島や北マリアナ諸島へと私たちの島旅が始まったのです。
これらの旅は私たちの人生を大きく転換し、そのうち旅行雑誌や機内誌、ダイビングやクルージング専門誌などの仕事をするようになってい
​きました。


島の人や文化や海の中は知れば知るほど面白く、果てしなく、そしてキリがありませんでした(笑)。
オセアニア(ミクロネシア、ポリネシア、メラネシア)の島々の共通点、相違の不思議が、さらに深く島へ島へといざない、気づけば20年余りも環太平洋の島々へ通い続けていました。


私たちにとってミクロネシアは南の島の原点です。あの、温かく、おおらかな人々の暮らしや、誇りに満ちた伝統文化を紹介したいという願いがかなって、カルチャーガイド「ミクロネシア 小さな島々の素顔に出会う」を刊行する機会に恵まれました。

そのためこのサイトは、1999年に株式会社トラベルジャーナルより出版した「ワールドカルチャーガイド13 ミクロネシア『小さな島々』の素顔に出会う」のコンテンツをよりビジュアルに再構築したものです。

 

とりわけパラオ、ヤップ、コスラエの3島は、未発表だった写真と知見を大幅に増やして、モノクロページ使用写真をカラー化し、島の自然風景、民俗、食文化、海中を含めた景観や日本との関わりをより分かりやすく、初めて見る写真でも親しめるように1カットずつ説明をそえました。

 

また、パラオ諸島を題材にした未発表の物語「パラオのマリちゃん」(フィクション)も掲載しました。今後は現ホームページで20年間のストックフォトから、ミクロネシアを中心に環太平洋の島々(ポリネシア、メラネシア、沖縄南西諸島など) を少しずつ紹介し、島の世界観の創造に挑戦していきたいと思っております。

 

このホームページを通して、広大な海域に星のように散らばる島々に暮らす、おおらかな​人々の笑顔と、南の島に流れるゆるやかな空気感、各島に息づくさまざまな伝統文化を感じ取っていただけたら幸いです。

写真は石井正孝が、文章・編集はいしいきよこが担当いたします。

※掲載写真は主に1987年~2003年に撮影したカットを掲載しています。
文章も当時の暮らしを題材に取材したものですので、現在の情報ではありません。              
※写真、文章の無断転用、無断でリンクをはる行為はご遠慮ください。
写真使用に関しましては、「お問い合わせ」から​メールにてお願いいたします。

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ミクロネシア・ヤップ島を舞台にした物語Ⅱ

「ひとりの旅立ち(仮題)」は完成しだいアップロードする予定です。

© Masataka Ishii 2023
© Kiyoko Ishii 2023

©1999  Travel Journal,Inc.
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